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子供にインターネットは必要なのか?

 まずお断りしておきますが、ここからお話する内容はあくまでも私個人の見解であり、他にもいろいろな意見を持っている方が居るという前提で読んで下さい。

 極論だとは思いますが、私は小学生以下インターネット不要という考えを持っております。
 何故そのような考えを持つに至ったかという経緯をこれからお話致しましょう。

 最近では学校の授業でインターネットを使うということもあり、お子様の為にパソコンやスマホを購入したという方も多いでしょう。
 まず、お子さんがそのパソコンやスマホで何をやっているのか完全に把握してますか?
 まさか子供部屋に持っていかせて、子供の好きなように使わせてなんかいませんよね?
 そもそもご両親はパソコンやインターネットに対する知識をちゃんとお持ちなのでしょうか?
 「そんなこと見ず知らずの他人に言われる筋合いはない」「大きなお世話だ」という方は気分を害されるだけだと思いますので、この先は読まないほうがいいと思います。

 私もいろいろなお客様から依頼を受けて、仕事をさせて頂いてるのですが、「これはマズイんじゃないの〜?」と思った事柄をいくつかあげましょう。
 まずはゲーム・・・
 お子さんがパソコンやでインターネットを使って何をするのかと言えば、十中八九「ゲーム」でしょう。
 スマホであればSNS(ソーシャル ネットワーキング サービス)系が多いとは思いますが・・・
 (それはそれで様々な問題をはらんできますよね・・・後述しますが・・・)
 単純なゲームを気分転換でやる程度なら、何ら問題は無いと思いますが、問題なのはRPG(ロールプレイングゲーム)等によくあるネットワーク対戦ゲームやコミュニケーション系のゲームです。
 ネットの世界では当然ですが、あなたのお子さんが相手をしている向こうの人の顔は見えますか?見えるわけないですよね。(笑) まあ〜Webカメラとかで見れる場合もありますが、それはそれでまた危なっかしい話です。
 大人なのか子供なのか・・・結局言葉のやりとりの中で判断するしかないわけです。
 そのような世界に子供が入り込んだ場合、向こう側に居る人間が善人なのか悪人なのかといった判断ができるのでしょうか。
 まして現実社会と違って、中にはネットの中でしか生息できないようなヤカラも数多く存在するのも事実なのです。
 果たして安全だと言えるのでしょうか。向こうの人間に騙されて重要な個人情報等をなんの気もなく晒したりしていませんか?

 逆の立場で言えば、インターネット上のコミュニティーでは子供は嫌われる傾向が強いです。
 何故嫌われるのかといえば、一般常識(モラル)を理解していない子供が、好き勝手なことをやって、コミュニティーそのものを荒らして行くからなんですね。
 子供相手なんだから優しく接してやればいいのにと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、向こう側から見ても、相手が子供なのかどうかなんて正確に判断しようが無いのが現実です。
 現実社会であれば、両親なり大人なりが見守る中で、危険から遠ざけることが出来るはずですが、インターネットの世界は好奇心さえあれば、どんなところにでもたどり着けてしまうといった現実があります。
 ネットを使わせているご両親は、そういう状況をご存じなのでしょうか?
 もし知らないのであれば、今からでも遅くありませんので、ちゃんと勉強してください。
 そこまでする気もない、めんどくさいって方は、子供をパソコンやスマホ等の機器から遠ざけるのも、一つの選択肢として検討しなければならないのかもしれませんね。
 
 では次にネットにおけるコミュニケーションの弊害についてのお話をさせて頂きます。
 あるお客様のお宅に伺った際に、たまたま小学生のお子さんがいらっしゃって、学校から戻るなりパソコンにかじりついてブログなんかを見ていました。
 私はそれを見て、「こりゃちょっとご両親に話をさせて頂かないとマズイな」と思い、ここまで話してきた内容を、延々と1時間くらいご両親に対してお話しさせて頂いてて帰ってきました。
 話をさせて頂いてる中で分かったのは、やはり私が直感したように、ご両親は子供がインターネットで何をやっているかと言う事について、ほとんど関心を持っていなかったということです。
 要するにやらせっぱなしのパターンですね。
 パソコンやスマホでの(iPod等でもできますが・・・)インターネットを利用したLINEやFacebookやTwitter等のSNSを利用した双方向性のコミュニケーションは、やっている方は分かると思いますが、これは一旦ハマるとなかなか抜け出せなくなるくらい面白いものです。
 何故それほど面白いのか・・・そりゃそうですよね。同じ趣味趣向を持った仲間と一緒に盛り上がる事が、住んでいる場所とか全く関係なく行えるのですから。
 私もインターネット歴は長いので、そういう場所で出来た仲間も決して少なくはありません。
 ですが、これはある程度社会常識を持った大人の世界であり、子供がやるような事ではないと思います。
 当然ながら、そのようなコミュニティーの中で繰り広げられる価値観というものは狭くなりがちであり、まだまだ価値観が未熟な子供達には弊害こそあれメリットは少ないと考えるからです。
 もし今の話を読んでもピンと来ない方は、有名な巨大掲示板サイトの「2ちゃんねる」でも見て頂ければ、その世界の片鱗が垣間見れるのではないかと思います。
 「廃人」なんて言い方をしますが、四六時中アクセスし、その世界にどっぷり浸かってるヤカラが数多く生息していますね。(笑)
 いきなり極端な言い方になるかも知れませんが、皆さんのお子さんがそんな世界にどっぷり浸かって抜け出せなくなったとしたらどうしますか?
 世の中には、冗談抜きでパソコンやスマホが無いと精神的に不安定になるほど、どっぷり浸かってしまっているような人間(依存症に陥っている人)が少なからず存在するのです。
 当然ながらそのような状態になれば、真っ当な社会生活など望めるはずもないでしょう。

 ノンバーバルコミュニケーション(ボディーランゲージ)という言葉がありますが、他者とのコミュニケーションは「文字」だけではないですよね。
 話し相手の表情や声色や身振り手振りや雰囲気など、言葉以外にもコミュニケーションを構成する上で重要な要素は多々あるはずです。
 もしそれが「文字」だけの会話に偏重し、他の要素を受け入れる能力が養われないまま成長したとしたら・・・これって非常に怖くないですか?
 少なからず、インターネットにおけるコミュニケーションにはこのような危険性があるという事を認識して頂きたいと思います。
 まして成長過程の子供達が、そういう世界に足を踏み入れるのは決して望ましい事だとは考えておりません。
 (ご心配な方は、ネット依存のテストを提供しているサイトがありますので紹介しておきます。
                    ネット依存のスクリーニングテスト←久里浜医療センターのHPです)

 以上、私の稚拙な持論尚且つ極論ではございますが、お子様を持たれているご両親の参考にでもして頂ければ幸いです。
 インターネットは子供にとって必ずしも安全な世界ではないという認識を持って頂きたいのです。

 それでもお子さんにネットをやらせるのであれば、必ず「フィルタリングソフト」の導入・運用は最低限行うべきです。
 実は青少年がインターネットを利用する際は「フィルタリング」を行わなければならないと法律で決まっているのはご存じでしょうか。(青少年インターネット環境整備法←内閣府のHPです)
 ウイルス対策ソフトにも、附帯機能としてフィルタリングが行えるものもありますし、様々なフィルタリングサービスが提供されておりますので、積極的に利用・活用して頂ければよろしいかと存じます。

2017/5月更新